『大谷翔平、大都市はパス』報道などで残ったのはレンジャーズだけ?大リーグ公式は「そうならばドジャース、カブスも消滅」

 今オフのFA市場で最大の注目を浴びる大谷翔平選手(エンゼルスからFA)の行き先が、大幅に絞られることになるのだろうか。米紙ニューヨーク・ポストは、ヤンキースが大谷の獲得に「楽観的でない」と報道。その理由として、大谷は7年前のメジャー挑戦時に「自分がニューヨークなどの大都市にいることを想像できない」といった意味のコメントをしていたからだと伝えた。

 また、「実際、当時の大谷が最終面接に選んだ7球団中5球団はエンゼルスも含めて西海岸のチームだったし、大谷のバレロ代理人は、メジャー史上最高額の5億ドル(約745億円)以上の契約金が見込まれる顧客に関し、徹底的に沈黙を貫いている」とした。

 この一報を受け、19日(日本時間20日)の大リーグ公式サイトは「特筆すべきなのはヤンキースとメッツだけでなく、他にも市場規模が大きなドジャースやカブスが大谷の獲得レースで有力候補に挙げられていることだ」と指摘。

 さらに「マリナーズも候補の一つと伝えられていたが、ここに来て複数の関係者が『大谷との契約は、マリナーズの現実的な補強戦略になっていないようだ』と語ったと報じられた」と、撤退を示唆した。

 また、16日のNYポスト紙は「大谷に近い筋」からの情報として、やはり候補とされたジャイアンツの本拠地球場オラクルパークが「左打者にとって極端に不利な点が影響する可能性がある」と報道。実際、今季の同球場で左打者の長打率・369は、30球場中29位だった。

 ちなみに、米大手スポーツブックのドラフトキングスが設定している大谷の移籍先オッズは、1番人気のドジャースが2・1倍。これに続くのがカブス4・5倍、ジャイアンツ7・5倍、ヤンキースとメッツが9倍、レンジャーズ10倍となっている。

 この中で不利な材料が報じられていないのは、今月に球団史上初のワールドシリーズ優勝を達成したレンジャーズのみ。米ブリーチャーリポートもこの日、大谷の移籍先予想ランキングでドジャースに次ぐ2位に挙げ、「もし、大谷にとって本当に『勝利が最優先』なのであれば、ワールドシリーズ王者に加入する以上の選択肢はないだろう」と報じた。果たして、結果は…。

2023-11-20T04:21:02Z dg43tfdfdgfd