カーショー、大谷翔平を大絶賛「これほど状態がいいのはエンゼルス時代も記憶がない」「訳が分からない」試合中インタビューで語る

◇6日(日本時間7日) ドジャース6―3マーリンズ(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は地元のマーリンズ戦で1回に3試合連続アーチとなる同点2ランを放つなど3打数2安打2打点、1四球1三振。今季11号で大リーグ単独トップに浮上した。二盗も2つ決め、今季9盗塁とした。

 2点を先制された直後の1回無死一塁。大谷が右腕ムニョスの外角高め、ストライクゾーンぎりぎりの155キロ直球を振り抜くと、ボールはバックスクリーンへ一直線。395フィート(約120メートル)と記された中堅フェンスを軽々と越えていった。

 大リーグ公式サイトによれば、飛距離134・4メートル、打球初速173キロ、射出角度27度の完璧な打球だった。

 将来の殿堂入りは確実とされる同僚の左腕クレイトン・カーショー(36)は、元中継局スポーツネットLAの試合中インタビューに応じ、大谷について「やれやれ、これほど状態がいいのはアナハイム(エンゼルス)時代も記憶がない。自分はハイライトを見ただけだけどね。これほど対戦相手をズタズタに引き裂く大谷翔平は記憶にない。信じられない。とにかく全ての打球をすごく強くたたいている。訳が分からない。分かるヤツなんかいっこない。とにかく、すごい」と感じ入った。

 通算210勝左腕は、さらに「打球音が大きい。このチームには強くボールをたたける選手は何人かいるが、彼は安定してそれができるという点ですごい。115、118、120マイル(約185~193キロ)の打球を打てる選手は多くない。信じられないパワーの持ち主だと知ってはいたが、これほどいい打者だとは実感していなかった。失投はもちろん打てるし、他の打者が打てないような球も打てる」と続けた。

 カーショーは昨年11月に左肩の関節上腕靱帯(じんたい)と関節包の修復手術を受け、今月3日に故障から初めてブルペン入り。15球を投げ、ロバーツ監督によれば「いい感じで終われた」とコメント。左腕自身もこの日、「復帰時期は分からないし、それまでにいくつかステップを踏まなきゃならないが、現時点では全ての段階が非常にうまくいっている」と前向きに語った。

2024-05-07T05:16:14Z dg43tfdfdgfd