「倒し方が凄い」井上尚弥のエグすぎるKOシーンに元世界3階級王者も戦慄!「こんな選手出てこない」と言わしめた壮絶“右2発”

“悪童”をリングに沈めたパンチは、元世界チャンピオンにも衝撃的だったようだ。

プロボクシングの4大世界タイトルマッチが5月6日、東京ドームで行なわれ、世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦は王者・井上尚弥(大橋)がWBC同級1位で元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)の挑戦を受け、6回TKO勝ちを収めた。フィニッシュブローは右のカウンター2発。衝撃のノックアウトシーンに、この試合の解説を務めた元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏も驚きの声を上げた。

1回、いきなりダウンを奪われた絶対王者だったが、2回に反撃のダウンを奪うと、冷静な試合運びで徐々にネリを追い詰め、5回には2度目のダウンを奪取。そして、6回には防戦一方となったネリに対し、井上は連打でロープ際まで追い込むと、最後は右のショートアッパーと右ストレートをぶち込み、これをまともに浴びたネリがロープに後頭部を強打しながら崩れ落ちるという“エグすぎる”展開でレフェリーストップ。井上の勝利が確定した。

衝撃的なKOシーンに場内は騒然。長谷川氏は「自分たちの想像している以上の勝ち方を見せてくれたからこその歓声でしょう」と観客席の盛り上がりぶりに共感すると、井上のKOシーンについても言及。「倒し方が凄い。最後のパンチも右アッパーから右ストレート。普通はなかなか打たないコンビネーションではあるかなと思うんですけど、あの状況であれを的確に打って当てる。そしてあれだけの倒し方をする。こんな選手出てこないでしょうね~」と手放しで称賛するなど、元世界王者の目から見ても想像を絶する離れ業のフィニッシュだったようだ。

構成●THE DIGEST編集部

2024-05-06T20:45:54Z dg43tfdfdgfd