呆然TKO負けのネリが階級変更示唆 井上尚弥に敗戦から一夜「アディオス 122」 フェザー級で同郷・メキシコ人王者と対戦照準か

 34年ぶりに東京ドームで行われた6日のボクシング興行で4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチで王者井上尚弥に6回TKOで敗れた挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が一夜明けた7日、自身のXを更新。階級変更を示唆した。

 「アディオス(さようなら)122」と綴り、122ポンドのスーパーバンタムからの撤退を予告し、「126」に拳を合わせる絵文字とメキシコ国旗を並べた。126ポンドのフェザー級にはWBCのバルガス、IBFのロペス、WBOのエスピノサと3人のメキシコ人ボクサーが王座についており、対戦への意欲を示したとみられる。フェザー級の王座を獲得すれば、3階級制覇となる。

 ネリは前日の試合後は病院に直行し、予定されていた会見は中止となったが、インスタグラムのストーリーズを更新。「良い時も悪い時も」と切り出し、「皆さんの応援に感謝します。俺は大丈夫。できる限りのことをした」と伝えた。

 絶対王者を相手に敵地をどよめかせた。衝撃のシーンは1回終盤。ネリが接近戦から左フックを井上に浴びせ、プロ初ダウンを奪った。しかし、その後は井上の猛攻の前に徐々に失速。2回にダウンを奪い返されると、5回にロープ際の攻防で井上の左フックを浴びて2度目のダウンを喫した。

 さらに6回にロープ際に追い詰められ、右ストレート浴びて3度目のダウン。戦意喪失し、TKO負けが宣告された。

2024-05-07T03:30:42Z dg43tfdfdgfd