大谷、打撃「9冠」であるがゆえに米番組が議論「ド軍なら打者専念で…」「私は投手も見たい」

打撃に専念したとたんに首位打者&本塁打王を疾走…二刀流の価値

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は4月後半から打撃の調子を急上昇させ、7日(日本時間8日)のマーリンズ戦を終えた時点で実に8つの部門でナ・リーグトップに立つ。米メディアでは、大谷は今後も二刀流でプレーすべきなのかという議論までなされている。右ひじの故障が理由とはいえ、打撃一本に絞って残した驚きの成績に、様々な意見が挙がっている。

米ストリーミングサービス「ピーコック」の番組「ダン・パトリックショー」が公式YouTubeチャンネルで公開した動画では、司会のポール・パブスト氏が「ドジャースは、怪我が癒えた後も大谷を長期的に打者に専念させる可能性はあるかな?」と問いかけた。

大谷は現在、54安打、14二塁打、11本塁打、打率.365、長打率.696、OPS1.131、26長打、103塁打、ISO(長打力を測る指標).331の各部門でナ・リーグのトップに立つ。打撃に専念しても、十分総額7億ドル(約1014億円=契約当時)の価値はあるという考え方が出てきてもおかしくない。

同じく進行を務めるダン・パトリック氏は「二刀流の選手として金を払っているだろうからなぁ。契約内容の詳細がどんなものかは分からない。私個人としては投手もやってほしいね」と二刀流を継続してほしいとする。

シートン・オコーネル氏は「でも、契約したときに彼は怪我していなかったっけ?」と問いかけると、パトリック氏は「もちろん、今季投げないことはドジャース側も分かっていた。私としては、これからも二刀流を続けてほしいね」とした。

一方でパブスト氏は「ドジャースであれば、彼に最高の打者として専念してもらうことも(戦力的に)可能だ。来季、彼を先発ローテーションに加えて20先発ほどさせたら、打撃面でのリスクを負うことにならないかな。もし肘にまた故障でもあったりしたら。分からないけどね」と、二刀流の継続が、野手としてのパフォーマンスに影響することを危惧している。

そこでパトリック氏が「でも、打撃だけであれだけの額の契約の価値があるかだね」。最終的には、史上最高額の契約をどうとらえるかがカギになるとしている。

THE ANSWER編集部

2024-05-08T12:27:03Z dg43tfdfdgfd