日本ハム・新庄監督「誰のせいでもないです。いい戦いでした」矢沢も気遣う「いい経験…打った方がうまい」

　◇パ・リーグ　日本ハム1―2ソフトバンク（2024年5月7日　みずほペイペイD）

　日本ハムは7日、みずほペイペイDでソフトバンクと対戦し、延長12回サヨナラ負けを喫した。今季3度目の対戦となるソフトバンク相手に先発・山崎福也投手（30)が7回5安打1失点の好投も勝敗付かず。1―1のまま突入した延長12回に6番手・矢沢で力尽きた。

　延長12回、マウンドには6番手の矢沢を送った新庄監督。その矢沢が先頭の近藤に左越えの二塁打を許す。続く代打・野村を申告敬遠し、無死一、二塁。7番リチャードにも中前打を打たれ無死満塁と絶体絶命のピンチを招く。そして、代打・周東に左犠飛を打たれ三走・緒方にサヨナラのホームインを許した。歓喜に沸くソフトバンクナインを横目に新庄監督がベンチを飛び出しリクエストを要求。しかし、判定は覆らず無念のサヨナラ負けとなった。矢沢はプロ初黒星。首位ソフトバンクとのゲーム差は4.5に広がった。

　悔しい延長12回サヨナラ負けに新庄剛志監督（52）は試合後「いや、今日はもう精いっぱい戦いました。まあ、ああいう結果になりましたけど、誰のせいでもないです。いい戦いでした」と無念さをにじませながらも笑顔で試合を振り返った。

　最後、6番手・矢沢がつかまり、プロ初黒星。指揮官は「いい経験したと思いますよ。打った方がうまかった」と矢沢を気遣った。ほろ苦い結果となったが「もちろん、もちろん。いいピッチャーになると思うのでね」と前向きに語った。

　先発の山崎福は、ソフトバンクキラーの力を存分に見せる7回1失点。「いつも（試合を）つくってくれてますよ。テンポもいいし。今日はどっちもどっちじゃないですか。最後も五十幡君なら、なんとかチャンスあるかなあって思いましたけどね。まあ、あしたね、また…オーダーを考えて今日みたいな試合をしながら勝ちたいです」と未来を見据えた。

2024-05-07T13:49:11Z dg43tfdfdgfd