〝悪童返上〟ネリが井上尚弥戦語る「負けたけど幸せ」「PFP王者からダウン奪った」

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が6日、東京ドームで挑戦者のWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)を6回1分22秒TKOで破り防衛に成功した。ネリは試合後病院に直行。会見に出席しなかったがその後、所属する「ザンファー・プロモーション」の公式SNSに心境を語り、悪童らしからぬスポーツマンシップを見せた。

ネリは「ハッピーだよ。僕は戦うためにここに来た。KOするかされるかだと思ってきた。1ラウンドで倒したけれど、彼がノックアウトして終わった。でも、ここで2度勝てて、パウンド・フォー・パウンドのチャンピオンをノックダウンして、負けたけど幸せな気分だ」と、すがすがしい表情で語った。

敗因について「彼はいいパンチを持っている。でも私のディフェンスに問題があった。最初の数ラウンドは問題なく持ちこたえることができたが、ディフェンスに問題があった」と振り返った。

悪童として注目を浴びたが、精一杯練習し、力を出し切った。「リングを降りた今、たくさんの人が僕のことを愛してくれている。私が敗れて泣いてくれる人もいる。悪い気はしないし、落ち着いているし、負けてもいい気分で帰れるよ」とさわやかに語っていた。

2024-05-07T00:59:08Z dg43tfdfdgfd